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42年目の親子の確執 [心の履歴書]

42歳にもなって、子供の頃親がああだった、こうだったなんてことを気に病むのはおかしいと思われるかもしれません。

10年ぐらい前に心を病んだとき、いろいろ悩んだ末いったんは自分なりにけじめをつけたつもりでいました。
もはや親がどうこうではなくあくまでも自分の問題、彼らがどうであろうと、私は私の人生を生きればいいのだ、と。
でも、それから数年して体のあっちが痛い、こっちが痛い、という状態になって現在に至ります。
(それよりずっと前からガンコな肩凝り・腰痛持ちでしたが)

私が親のことにこだわるのには、ひとつ理由があります。
実は今になって本格的な親子の確執が表面化してしまったのです。
2ヶ月ほど前のことです。
とても唐突に父からあることを頼まれて、そのときはつい煮え切らない答えをしてしまいました。
でも、なるべく事を穏便に済ませたいと思い、1ヶ月ほど悩んだ末できるだけ父の意向に沿えるようにしようと話を切り出しました。
すると、「それはもういい、その話は終わった」という答え。
はあ?
自分から言っておいて、いざちゃんと話をしようと思ったら「終わった」って何?
(父がこうした意味不明の態度を取ることは初めてではありません)
母の態度も煮え切らなくて、さすがに堪忍袋の緒が切れました。

あの人たちは、いつまで私の気持ちを弄べば気が済むのだろうか。

彼らの役に立ちたくないわけではないけれど、して欲しいことがあるならあるで、どうしてもっと素直にその気持ちを話してくれないのだろう?
それで、わかったのです。
私達親子は、互いにきちんと向き合ってコミュニケーションできたためしがなかったのだ、ということを。
向き合うことを避けるから、たがいに腹の探り合いのようなやりとりになってしまうのです。
もっとも、彼らは無意識にそうしているにすぎず、一体何がいけないのかまるで見当がつかないだろうと思いますが。

すごく意地悪な言い方をすれば、私という存在は彼らにとっては戦利品のひとつに過ぎないのだと思います。
戦後~高度成長期に勝ち組としてのし上がった末の戦利品。
自慢の仕事、自慢の家庭、自慢の娘・・・。
私の気持ちとは関係なく、彼らにとって私は自慢の存在でなくてはならなかったのです。

子どもの成長に合わせて親が子どもへの手を次第に緩めていれば、子どもと親との対立は起こり難く、起こってもそう過激なものにはなりません。けれども子への期待が強いあまり、「よかれ」が子どもに強く長く続いた場合、「よかれ」との親の善意は、子どもにとっては自分を無視し、自分の道をねじ曲げる暴力に映じることになります。そして「よかれ」による先導は、やがて子どもの反撃に遭うことにもなります。
子どもが育つ条件―家族心理学から考える 柏木恵子(2008年7月、岩波新書、p.84)

子どもはいまや経済的価値(稼ぎ手)でなく、精神的価値、社会的ステータスの証明として存在しているのだ。にもかかわらずどこかでこのことばは経済的に支えることの価値称揚にすりかえられている。実は精神的に「子どもが親を支えている」のかもしれないにもかかわらず、である。
愛しすぎる家族が壊れるとき 信田さよ子(2003年6月、岩波書店、p.109)

私の両親は、親の意向に沿うのがいやで、それぞれ田舎から東京に出てきた人たちです。
とても苦労したことも良く知っています。
それでも、私は彼らの仕打ちを許すことが出来ません。
もはや過去の話、と言えるのならともかく、今なお振り回されて、これからもずっと振り回されることを許せば、私は完全に自分を見失ってしまうかもしれない。

私にとっては過ぎたことではなく、現在進行形の話なのです。
今あえて過去のことを検証する必要があるのはそのためです。
水に流そうにも流せないのです。

悪いのは彼等だけではなくて、これまでこの問題をうやむやにしてきた私自身にも責任はあると思います。
彼らの言うことなすことにいちいち敏感に反応して傷ついてしまうのは、私が弱いから。
私がもっと強くて、「いい子」のレッテルに甘んじることがなければ、今こんなことを書かずに済んだでしょう。
もっとも、感情が理性を上回って思わず行動に移したこともあるにはあったのですが、それでも彼らはSOSのサインを受け取ることすらなく、ひ弱な私はただただ無力感を味わいながら怒りを押し殺すことしか出来なかったのです。

でも、これからでも遅くはないと思います。
今より強くなって自分らしく生きていくために、私は「心の履歴書」を書こうと思います。
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